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2007年01月18日

武技テクニックは、手段として使用、、、

≪先生≫とは、生涯良き≪弟子≫でもある。


日本は様々な分野で、常に他の国と異なっていた、この特殊性は特に芸術の世界で現れている。その芸術のオリジンが日本であろうが、西洋であろうがに拘らずである。では何が芸術を学ぶにあたり≪日本式≫で異なっているかというと、まず古き良き教育からなる、先生から弟子への指導方法が特有であること。この特殊性とは、習い事のテクニックの教えを遥かに超えた尊敬と忠誠心で結成された人間関係である。このような厳しく拘束ある練習の仕方は、それぞれの生活に反映することであろう。

芸術を道具に人格結成に利用する。

生活様式が進歩し、何かと便利になった現在の世の中ではあるが、その反面、国の真の文化の豊かさを表す精神的価値感については、後退を招く結果となったともいえる。

何かを創るための道具自体が重要性を持った。

アーティストは、芸術を学び、追及の過程で精神的向上を得たことではなく、その作品や形に与えられた賞によってのみ世間から認められる。人間関係が基盤となる規則は変わり、関心事も変わる、また人生の目標も進化する。それは、子供たちに対する教育にこの価値感の変化が反映され、時代と共に少しずつ国の文化を形成していく。
日本特有の芸術は日本の価値感で育まれた。進化を続ける現代の世の中、このような芸術の助けをかりて、伝統的なアプローチを再現し、失われた価値感を見直す時期が来たのではないかと思う。

このように姿勢、態度を変えていこうとする意志、人間関係の向上を図ることこそが日ごろの我々の修業の基礎である。

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